私たちの昆布づくり

収 穫

昆布の漁期は5月から10月までの限られた期間のみ。この期間で漁師たちは昔ながらのかぎ竿を使って手作業で漁を行います。海流も早く荒れる海に小舟で立って行うこの作業は命の危険を伴う相当な重労働。

水揚げ

収穫された昆布は陸揚げされ、そのままトラックに乗せて天然石が敷き詰められた干場に運ばれます。

天日乾燥

トラックから下ろされた昆布の重量は海水を含んでいるため3トン余り。大量の昆布をみんなで手分けして昔ながらの天日干しを行います。

熟 成

一旦乾燥させた昆布は熟成庫に運ばれ漁期中保管されます。

選 定

漁の合間を縫って昆布の選定を行います。収穫したものの中から根元から1.5mの部分で特に幅が広く黒光りしている昆布を選定します。

鞍 上

その中で選ばれた特別な昆布に「鞍上」という工程を加えます。これは乾燥した昆布を再び湿らせて伸ばし、重ねてさらに熟成させる作業です。これにより旨味が凝縮し強くなり見た目も綺麗になります。